外山の秋(外山~早坂峠)

外山の秋
紅葉に染まる朝の外山ダム(11月初旬)

① 外山から早坂峠
(39.5Km)2024年10月13日

外山の秋 外山~早坂峠

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さくらパーク日戸・パークゴルフ場(スタート)

さくらパーク日戸・パークゴルフ場

さくらパーク日戸は、岩手県盛岡市日戸にあります。標高450mの位置にあり、正面に岩手の秀峰・岩手山を中心に八幡平などの奥羽山脈、盛岡市市街を一望しながらパークゴルフを楽しめます。さらに、日戸には望郷の詩人“石川啄木”が生まれた「常光寺」があります。

さくらパーク姫神

さくらパーク姫神は、日本一の桜の名所を作ろうと、平成10年・11年に旧玉山村出身の在京者団体「ふるさと玉山会」や地元自治会などが中心となり、約37ヘクタールに1万本のオオヤマザクラを植樹しました。以来約20年の年月が経過し、現在では春の花見や秋の紅葉を楽しむことができます。他にも、約120本のソメイヨシノやシダレザクラを見ることができ、展望台からは雄大な岩手山を一望できます。

② 日戸集落から天峰山に通ずる市道

姫神ウィンドパーク(風力発電)を背に天峰山への山道を進むと湧き水の「ひやげ水」があります。日戸集落から天峰山に通ずる市道脇に沸いており冷たくて美味しいです。主に山菜取りの人が利用されているようです。日戸牧野農業協同組合が清掃活動等を実施されています。

③ 天峰山(845m)へ

盛岡市内から車で約40分、姫神山の稜線に位置し、正面に岩手山が広がります。天峰山から眺望する岩手山は、眼下に広がるまち並みなどと一体化した広大な景観が特徴的です。そのため、天峰山から岩手山の眺望を確保するため建築物などの高さや建築物の外観意匠及び工作物の計画が規制されています。※眺望地点に続く道は12月~3月の冬季期間は通行止めとなっておりますので、ご注意ください。

④ 岩洞湖・家族旅行村へ

日本一美しい人造湖といわれている岩洞湖の北側に家族を中心としたグループが大自然の中で気軽に楽しめるようにと、家族旅行村がオープンしたのが昭和58年6月(1983年)。旅行村内には「キャンプ場」「おまつり広場」「ちびっこ広場」「ピクニック広場」「遊歩道」「テニスコート」が整備されており、平成12年にはサニタリーハウスを完備したオートキャンプ場もオープンしました。

⑤ 岩洞湖へ

日本一美しい人造湖といわれている岩洞湖。周囲の総延長約40km。白樺林に囲まれており神秘的な佇まいを見せます。紅葉は10月中旬が見ごろ。魚釣り、特にも冬の氷上ワカサギ釣りが有名です。

⑥ 町村・住吉神社

明治6年に住吉神社が村社になるのを期に明楽院神楽を神事神楽として奉納、藪川神楽と名が変わっていきました。っ最初の演目数は36演目です。この藪川神楽は、祭日のみでなく、南山形方面(外山の少し北の地域)や村の芸術祭等で披露されました。また、新築した家の「柱固め」でも踊られたそうである。町村住民にとっては生活の一環の踊りであったのだろう。

⑦ 小本街道( 末崎川一里塚)

小本街道は、南部氏城下町盛岡と三陸海岸の小本を東西に結ぶ街道です。末崎川一里塚は、この小本街道の盛岡市玉山区藪川松崎川に2基残っています。塚は道をはさんで南北に並んでいます。南塚は、裾部の唐南隅と西南隅がほぼ直角をなして築造時の姿を良く残しているが、街道に臨む北側は道路拡幅工事により欠損しています。裾部の東西径8m20cm、南北径9m、高さ3m。北塚は、南塚と同様道路に臨む南半分が道路拡幅工事により欠損しているが、北東隅と北西隅は直角をなして残っています。裾部の東西径9m50cm、南北径3m50cm、高さ4m50cm。

⑧ 早坂峠 916m

早坂高原は、県立自然公園に指定されており、レンゲツツジ、シラカバ、シナノキ、カタクリなどが訪れる人々を魅了しています。標高916mの早坂峠を中心に広がる穏やかな大平原で、山菜やキノコなどの宝庫としても知られています。また、秋の紅葉も見事です。「牛追いの道」と言われるのが旧小本街道で、その一番の難所が、早坂峠と言われていました。

【牛追の道(旧小本街道)】石碑より

盛岡城下の本町地内で、奥州道中から分岐して北東方面に進む道筋は、油町惣門、下小路、山岸町、御弓丁桝形などを通過して城下と分かれ、その先、名乗り坂(以上、盛岡市)、明神山、薮川(以上、玉山村)などを経由し、早坂峠を越えて下閉伊郡に入り、さらに、門、蓑綿、岩泉、などを経て乙茂(小友)から小本(以上、岩泉町)へと通じている。この道筋が小本街道と呼ばれていたものであるが、その途中では、閉伊街道、野田街道などの呼称も使われていた。

この旧街道は、沿岸北部と盛岡など内陸を結ぶ、重要な物流・交易の道であり、季節によっては一日六十から七十頭もの牛が往来したという。沿岸からは塩、海産物、鉄などを選び、盛岡などでコメ、アワ、ヒエ、マメ等の穀類や雑貨と交換した。特に、塩はその中心で、「塩一升米一升」で交換された。

しかし、この塩の行商の道中は、牛方にとって決して楽な道程ではなかった。途中、野宿もしなければならず、病気や怪我、熊や狼の危険や、道の険しさなど命懸けの旅であった。なかでもこの地、岩谷から末崎までの早坂峠は、追われるコティ(雄牛)にとっても、追う牛方にとっても難所中の難所であった。(岩手県文化財調査報告書第六十六集・岩手県「歴史の道」報告より一部引用)

⑨ 早坂高原ビジターセンター(ゴール)

白樺荘(早坂高原ビジターセンター内)にて山のてっぺんで頂く名物料理の「てっぺんそば」がお薦めです。すき焼きのように卵と絡めて召し上がってください。麺も長くカットしているのが特徴です。

② 盛岡市外山森林公園
(月影の滝・天影の滝)11月初旬

盛岡市外山森林公園は、盛岡市街から車で40分程の距離にある、ふれあいと体験の森林公園。キャンプ場、屋根付きバーベキューサイト、木製アスレチックなど設備が充実しています。自然観察会などのイベントも随時開催しています。月影の滝と天影の滝は、駐車場より吊り橋までの散策路を歩くこと約1時間(往復2時間弱)の所にあります(散策マップ)。※ 散策路の通行可能エリアの詳細は、盛岡市のホームページでご確認下さい。