盛岡出発:120キロ(6時間)2024年8月2日
地図を拡大(外山の自然と歴史探訪)
日照山常光寺は、寛永年間(1680年代)に盛岡市報恩寺の末寺として開創されました。石川一(啄木)は、明治19年(1886)2月20日この寺に生まれ、1年1か月通し、その後渋民村の宝徳寺に移り住みます。
現在、寺は改築され、啄木の生まれた部屋が保存されています。また、境内には金田一京助書による「石川啄木生誕の地」の碑があります。後年、啄木の伯父(葛原対月)が住職をつとめた野辺地常光寺(青森)とも深いつながりがあります。
姫神山の横長尾根(南山麓)に位置し、正面に岩手山が広がります。岩手山を中心とした山並、北上川の流域が見渡せる牧歌的風景の高原です。周辺一帯は、広大な牧草地でドライブコースにお勧めです。
岩洞湖の北側に、家族を中心としたグループが大自然の中で気軽に楽しめるようにと、家族旅行村がオープンしたのが昭和58年6月。
旅行村内には「キャンプ場」「おまつり広場」「ちびっこ広場」「ピクニック広場」「遊歩道」「テニスコート」が整備されており、平成12年にはサニタリーハウスを完備したオートキャンプ場もオープンしました。下の写真は、ピクニック広場にて。
外山御料牧場跡地、及びまほろ岩手入口(蛇塚)です。
外山牧場の歴史は、明治9年岩手県令により「県営外山牧場」として開かれ、産馬会社、組合運営に移り、明治24年「宮内省外山御料牧場」となり三十有余年続きましたが国情により廃止され、大正十一年「岩手県種畜牧場」となり、現在は、岩手県農業研修センター畜産研究所外山研究室となっています。
当地は民謡「外山節」発祥の地、また、明治十二年に獣医学舎が設置されており、現在の「岩手県立盛岡農業高等学校」発祥の地でもあります。
大正末期の外山
本州一寒い場所にある自然体験型のキャンプ場「まほら岩手」です。夏はヒンヤリ、冬はキンキンの氷の世界を体験してみませんか?キャンプ、季節の野菜・フルーツ・きのこの収穫体験、トレッキング、釣り堀・掴み取り体験、キッズ向け遊具など、盛りだくさんです。
そばは厳寒の地で栽培されたものほど味がいいと言われており、その条件に適した薮川で摘まれた玄そば100%の風味豊かな薮川そば。
本州で一番寒いと言われる盛岡市薮川の広大なそば畑で自家栽培されてている「薮川そば」。10月には新そばが味わえ、冬季には岩洞湖へワカサギ釣りに来た釣り人でにぎわいます。
岩手県を代表する民謡のひとつ「外山節」の発祥の地。 昔、外山御料牧場で働いていた人夫たちが唄い出し広まった唄で、牧場の仕事のまぐさ刈りの作業唄が由来とも言われ、それが三味線唄化してお座敷唄になったものです。
岩手県農業研究センター畜産研究所は、岩手郡滝沢村の本所、盛岡市玉山区の外山畜産研究室および気仙郡住田町の種山畜産研究室の3カ所の施設からなっています。
外山畜産研究室は最も歴史が古く、明治9年に「外山牧場」として開設され、明治24年に宮内庁御料牧場となり大正11年に岩手県に払い下げられ、昭和37年に「岩手県畜産試験場外山試験地」さらに同46年に「外山分場」と改称されています。
1879年(明治12年) 8月 | 岩手郡藪川村外山牧場内に「獣医学舎」が開校 |
1888年(明治21年) 4月 | 盛岡内丸に「岩手県農事講習所」が開校 |
1899年(明治32年) 4月 | 岩手県農事講習所と獣医学校を統合し、盛岡菜園に移転の上「岩手県農学校」が開校。 |
1901年(明治34年) 6月 | 「岩手県立農学校」と改称(県の後に「立」が加えられる) |
1923年(大正12年) 4月 | 「岩手県立盛岡農学校」と改称。 |
外山森林公園は、盛岡市街から車で40分程の距離にある、ふれあいと体験の森林公園。キャンプ場、屋根付きバーベキューサイト、木製アスレチックなど設備が充実しています。自然観察会などのイベントも随時開催しています。
広大な玉山牧場が一望できる絶景ポイントで、見晴らしは最高です。